HideChilds = False
SystemName = NewsItem
 

バイオベラティブが血友病A患者におけるVWF半減期の上限を克服する初めての第VIII因子製剤であるBIVV001に関する第1/2a相試験の予備データを発表

• 2018年WFH世界会議での最新の発表で、BIVV001が単回低用量投与7日後に5.6%という高い第VIII因子の活性により、37時間という前例のない半減期を示す。
• 現在バイオベラティブは、BIVV001の月2回投与について検証しており、これにより血友病Aの治療パラダイムを転換することができる。
カテゴリ:
印刷用
2018年5月28日 0:00
本資料は、米バイオベラティブ社が 2018年5月21日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語訳として発表させていただくものです。よって必ずしも日本の状況を反映したものでないことをご了承ください。内容につきましては原本である英文が優先します。

マサチューセッツ州 ウォルサム- 希少血液疾患の患者さんの人生を変えることに邁進するサノフィグループのバイオベラティブ社は本日、血友病A患者さんを対象とした新しい治験薬であるフォン·ヴィレブランド因子(VWF)非依存性第VIII因子製剤のBIVV001(rFVIIIFc-VWF-XTEN)の初回臨床データを発表しました。現在進行中のEXTEN-A 第1/2a相試験から得られた安全性および薬物動態の予備データは、BIVV001の単回低用量投与により高い因子活性レベルで第VIII因子の半減期が37時間に延び、全般的に忍容性が良好であったことが示されました。このデータは、スコットランド·グラスゴーで開催された2018年世界血友病連盟(WFH)世界会議での最新セッションで発表されました。
バイオベラティブ社の開発部門シニアバイスプレジデントであるヨアヒム·フルエビスは次のように述べています。「何十年もの間、研究者たちはフォン·ヴィレブランド因子の上限を克服しようと努力してきました。この上限は第VIII因子の半減期に制限を課していますが、これらのデータはBIVV001がついにこの上限を打ち破ったことを示しています。血友病コミュニティにとって重要なのは、この試験で見られた因子活性レベルは血友病Aでは前例のないものであり、私たちは患者さんおよび医師のために治療パラダイムを変えるであろうBIVV001の可能性に興奮しています。」
因子補充療法は血友病Aの治療において基本的なものです。というのも、この療法により当然ながら体内で欠如しているもの(凝固第VIII因子)を提供しており、この療法の安全性と有効性のプロファイルが一貫して示されている実績があるからです。BIVV001は、急性出血の管理、周術期ケア、緊急事態、および定期補充療法を含め、すべての治療シナリオにおいて包括的な出血管理が期待できる試験的な第VIII因子製剤です。因子の役割は凝固カスケードも超えており、血友病患者さんの関節および骨の健康を維持している可能性があります。1

因子活性レベルとは人の血漿における第VIII因子の量のことであり、これらが人の症状を決定します。EXTEN-A試験の参加者は重度の血友病A患者さんで因子活性レベルが1%未満です。(中程度の血友病Aは因子活性レベルが1~5%、軽度の血友病Aは6~49%)2

EXTEN-A予備試験の結果について
EXTEN-Aは、重度の血友病A患者(18~65歳の被験者)の低用量および高用量コホートにおいて、BIVV001の安全性と薬物動態(PK)を評価する、現在進行中の第1/2a相非盲検多施設試験です。WFH世界会議で発表されたデータでは、低用量コホートの4人の成人男性がrFVIIIの単回投与(25 IU/kg)を受け、続いてウォッシュアウト期間の後にBIVV001の単回低用量投与(25 IU/kg)を受けました。主要評価項目には、有害事象の発生やインヒビターの発現などがあります。薬物動態パラメータに関連する副次的評価項目も発表されました。

主な試験結果を以下に挙げます(カットオフ日2018年4月20日)

  • BIVV001の単回低用量投与により第VIII因子の半減期が37時間に延びましたが、これはrFVIIIで見られた13時間と比較して大幅な増加です。
  • 4人の被験者の平均的な第VIII因子活性は、BIVV001の単回低用量投与後5日目で13.0%、7日目で5.6%でした。
  • BIVV001は全般的に忍容性が良好で、インヒビターの発現はありませんでした。

本試験に関する更なる情報は、識別子:NCT03205163を使用してClinicalTrials.govでご覧いただけます。

BIVV001について
BIVV001(rFVIIIFc-VWF-XTEN)は、血友病A患者さんに対して週1回以上の定期補充療法を行うことで、出血からの保護期間を延長することを目的とした、新しい試験的な遺伝子組み換え型第VIII因子製剤です。BIVV001は、循環時間を潜在的に延ばすためにフォン·ヴィルブランド因子およびXTENポリペプチド領域を加えることで、弊社の革新的なFc融合技術に基づいて作られています。これは、現在の第VIII因子製剤に半減期の制限を課すと考えられているフォン·ヴィルブランド因子の上限を打ち破ることが示された唯一の製剤です。BIVV001は2017年8月、米食品医薬品局から希少疾病用医薬品指定を受けました。

血友病Aについて
血友病は、人の血液凝固能力が低下する希少な遺伝性疾患です。血友病Aは、毎年出生する男児5,000人に約1人が発症し、女児ではさらにまれになります。世界血友病連盟(WFH)は、現在世界中で約150,000人が血友病Aと診断されていると推定しています。3
血友病Aの患者さんは、出血エピソードを繰り返し、それに伴う痛み、不可逆的な関節損傷および致死的な出血を引き起こす可能性があります。第VIII因子の定期補充療法により、出血を制御し新たな出血エピソードを防ぐのに必要な凝固因子を一時的に補充することができます。4 WFHは、出血および関節破壊を防ぐことができるため、最適治療として定期補充療法を推奨しています。5

サノフィグループのバイオベラティブについて
サノフィグループのバイオベラティブは、革新的治療法の世界的な研究、開発、および製品化を通じ、血友病およびその他の希少血液疾患の患者さんの人生を変えることに邁進しています。バイオベラティブは、血液疾患コミュニティと積極的に連携することに全力を注いでおり、弊社の開発した血友病治療薬は、20年数年ぶりに血友病治療の進展に大きく貢献しました。
詳細な情報については、www.bioverativ.comをご覧いただくか、Twitterで@bioverativをフォローしてください。

  1. Ghosh, K. and Shetty, S. (2012), Bone health in persons with haemophilia: a review. Eur J Haematol, 89: 95-102. doi:10.1111/j.1600-0609.2012.01803.x
  2. National Hemophilia Foundation, Hemophilia A. Available at: https://www.hemophilia.org/Bleeding-Disorders/Types-of-Bleeding-Disorders/Hemophilia-A. Accessed May 17, 2018
  3. World Federation of Hemophilia, Annual Global Survey 2016, published in October 2017. Available at: http://www.wfh.org/en/data-collection
  4. WWorld Federation of Hemophilia. About Bleeding Disorders – Frequently Asked Questions. Available at: http://www.wfh.org/en/page.aspx?pid=637#Difference_A_B. Accessed on: June 17, 2016
  5. Guideline for the management of hemophilia, World Federation of Hemophilia, 2nd edition, http://www1.wfh.org/publications/files/pdf-1472.pdf. Accessed on December 2015